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Lovely Day(THINKING OF YOU)/VICTOR FIELDS

さて明後日に3ヶ月ぶりのライブを控えているタイミングで久々の更新です。
8月19日(日)吉祥寺曼荼羅(http://www.mandala.gr.jp/man1.html)
『MUSIC SURFER 18』~YUJIN NIGHT~
DJ  ゆーじん(from The MadWest) / マサル(from The Brass Circus)
LIVE ズクナシ / TEX&THE SUNFLOWER SEED / Baobab / Sugar Free / B Mountain Crest
18:30~24:00¥1500+2 DRINK ORDER
Sugar Freeは19時からの出演予定です。お時間あれば是非どうぞ。

さて、せっかくですので今回やる予定のレパートリーを1曲だけバラしちゃいます(笑)
Lovely Day(THINKING OF YOU)/VICTOR FIELDS
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言わずと知れた(?)ビル・ウィザースの名曲のカバー曲です。
ベーシストであるウダさんの推薦曲。
ヴィクターさんはなかなか低音のふくよかさがグッドな、味わい深いシルキーボイスシンガーです。
このアルバム自分自身は未入手なのですが、収録曲目を見ていると美味しいカバー曲が目白押しですね。

この人の詳細は自分には良くわからないのですが、このカバーはBill Withersのオリジナルを現代的に(特にリズム)したアレンジで気持ち良く聞けます。
あくまで原曲に忠実かつフュージョン風味(今ならSmooth Jazzってカテゴリー?)の軽やかなカバーです。
本人の歌も低い声で甘めかつ爽やかに歌ってていい感じです。

この曲の自分の持っているイメージって、5月頃の晴れた昼下がりに、オープンカフェでちょっとビールを引っ掛けつつ『あぁ、良い日だなぁ』なんて、行き過ぎる人をぼんやり眺めているオッチャンのイメージなのです(笑)
ある意味まんま自分です(笑)
いえ、歌詞の内容は多分違うんですけど(笑)
Beers heavy on my mindって一節があるのでどうも上で書いた様なイメージに・・・。
本当は(?)柔らかい感覚の爽やかソウルな曲です。それでいてちょっとSweet。
タイトル通りLovlyって感じですね。

自分の歌的にはやっぱり「いい日だなぁ~」って感じが伝わるように柔らかく歌っています。
ほろ酔いのおっちゃんが鼻歌歌うような感じで(笑)
上に書いたイメージに支配されていますね自分(笑)

ひとつだけ問題があってこれキーはEなのですが、通常の自分であればオクターブ上で歌う音なのですね。
だけどあえてキーも変えず音程もそのままで自分には大変珍しい低めの音域で歌っています。
自分ではなかなか新鮮です。
ひょっとしたら自分の歌をご存知の方は『あれ?』と、違和感を持たれるかもですね。
そんな反応も逆にライブでは楽しみにしています。

元のBill WithersはLean On Me、Use Me、Ain't No Sushine等が有名で、どちらかと言うとちょっとフォーキーな要素の入ったビターなテイストのソウルの印象が強いのですが、多くの人が思い出すのは実はこれかもしれません。
Just The Two Of Us/Grover Washington Jr.
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Bill Withersはフューチャリングシンガーとしてメロウかつ力を湛えた歌を聞かせています。
スーパーメロウな鍵盤イントロからして最高な、カバーからサンプリングから枚挙の暇がないメロウ名曲ですね。
Billは結構特徴的な少しこもったような声をしているシンガーですが、その声が大変マッチした曲だと思います。

最後に強引なLovelyつながりでオザケンをとも思いましたが、あまりに雰囲気が違いすぎるので(笑)、Billのカバー繋がりでLean On Me/CLUB NOUVEAUを。
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一般的にも結構ヒットしたはずなので耳にしたことのある方も多いと思いますが、Billのいなたい感じの原曲を、ラウドかつ爽やかかつダンサブルに仕上げたナイスカバーです。
原曲の持っていたメロディーの良さが引き立っている感じ。
86年なのでリズムは今聞くといかにもあの頃の打ち込みサウンドという感じで好き嫌いありそうですが。

このユニットには後にアン・ヴォーグ等を手がけて大物プロデューサーになるDenzil Foster&Thomas McElroyも参加していました。
この曲のアレンジは彼らの力も大きかったんじゃないのかなぁ、と想像します。
この後彼らが抜けたCLUB NOUVEAUは結局ヒットはなしって感じなので。
原曲の良さを増しつつガラっと雰囲気を変えたアレンジっていうのは大変ハードルが高いのじゃないかと思いますが、これはそれに成功している稀有な例でしょう。
あやかりたいものですねぇ。
# by kentrr | 2007-08-18 01:33 | SOUL

Turn It Out(TURN IT OUT)/SOULIVE

8月19日吉祥寺曼荼羅のライブが正式に決まりました。
とりあえずそれに向けて現在オリジナルの新曲と既存のコピー曲のリアレンジなどすすめています。
いやー、かなりのブランニュー感(なんじゃそりゃ)。
やっぱりメンバーが3人も替わるとまったく別バンド的な部分が多々ありますね。
バンドのサウンドは結構変わりました。ま、フロントマンである自分はそのままなので、演奏聞いていてもの凄く極端に変わった感じは受けないんじゃないかとは思っていますけど。
あ、でも今回は普段の自分があまりしないような唱法の曲もあるので、次回のライブはSugar Freeを見慣れている方でも見に来ると面白いLiveかもしれません。

おっと、長々と今のバンドの事から入っちゃいましたが。
今回は過去にやった没曲2曲を挙げたいと思います(笑)
まずは
Turn It Out/SOULIVE
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このBlogでは初めて取り上げるインスト曲ですね。(そして2度とないかも)
SOULIVEは昨今のジャムバンドブームの中心的バンドですね。
ベースレスで、オルガニストがペダルやらでベースラインを弾くのが特徴的と言えば特徴的なインストトリオです(最新作ではVoが加入して4人になったらしい。復活したStaxレーベルよりリリース。早く聞かなければ!)。

なんでJAMバンドのインスト曲をやったかというと、当時のバンドの課題がインストの弱さだったからなのです。
なんか色んな人に言われていたなぁ、そういえば(苦笑)
応用が苦手というか、反射神経が鈍いというか、他人の音を聞いてないというか、単純にソロで良いプレイ(この場合は心に残るプレイって感じかな)が少ない、とか、まぁ要するにインストが弱かった(我ながら酷い言い草だ・・・いや、そんな極端にダメとかじゃなかったですよ?念のため。俯瞰して見た時にどこが弱めか、ってな話なのです)ので強化特訓的にこいつを誰かが(確かベーシストですね)持ってきたのです。
ちなみに自分はSOULIVEかなり好きです。ライブも2度ほど見に行きました。

この曲についてですが元々ジャム曲なので曲がどうこうと言う部分はないかな。
テーマがあってあとはインプロの応酬で、っていうジャズな手法のジャム曲です。
ギターソロでいきなりキーが変わるのがお茶目ですが、変わった要素(?)はそれぐらい。まぁなにせSOULIVEですから、元曲での各自のプレイは素晴らしいわけです。
キレのいいリズムにのって暴れまくる楽器陣。
ノリもソロも文句なしです。

個人的な見解ですがこういうのはコピーが大事なんじゃなくて、自分たちならどうプレイするかっていうのが大事なわけです。
まぁ、そこが課題にピッタリだったわけですが。

結果は・・・んー・・・イマイチだったかな(苦笑)
やっぱり弱点じゃん、みたいな(笑)
当然お蔵入りでした。
でも、より明確に細部の課題が明確になったから良かったんじゃないでしょうか。

ちなみに自分はギターでバッキングだけやっていました。気楽なもんです(笑)
超なんちゃってギタリストの自分ですが何気にテーマをユニゾンで弾くのが(せめてハモれよ 笑)結構楽しかったです。

そしてもう1曲似たようなタイプの曲が没っています。
My Mind Is Hazy/GALLACTIC
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こちらもニューオーリーンズ産のジャムバンドですね。
これは確か当時の鍵盤黒ちゃんがオルガンを弾きまくりがたいがためだけに持ってきた曲(笑)
一応歌モノなのですが、やっぱりファンクなリズムでジャムってる感が強いナンバー。
聞こえはちょっとロッキンな感じもあったりして。

Galactic実は全然知らないのですが結構アーシーな音なのかな。
その辺もなんとなくニューオーリーンズっぽいですね。
低い音程でガナる歌が男臭さを増しまくっている感じです。

歌詞がなくてこの時点で、う~ん、って感じでしたが、(いや、飲んだくれな自分にはピッタリっぽいタイトルですが)やっぱりうちはこの手の曲調が苦手なバンドでした(苦笑)
ワウギターとかカッコいいんですけどね。
何度かスタジオでやって、いつの間にかやらなくなっていました。
まぁ自分があんまり積極的にヤル気にならなかったのが大きな理由かも・・・黒ちゃんすまん。
結論として元ドラマーひろ君の資質も大きく影響していたと思いますが、Sugar Freeはやっぱりファンクバンドじゃないって事でしょうかね。
どちらもセッション向きなかっこいい曲ではあるのですが。

ちなみにやるのではなく聞く分にはジャムバンドとか近頃のジャム系ファンクバンドはかなり好きです。
今は良質なバンドがいっぱいいますよね。
という事でその中でもかなりお気に入りなこの一枚を。

Live At La Cova/THE NEW MASTER SOUNDS
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ライブ盤なのですが演奏もタイトで熱いしカッコ良すぎなジャムファンクバンドです。
特にこのギタリストは・・・凄いと思う。
明らかにギタリストが中心になってグルーブが生まれている感じです。
リズムが抜群に良いし、カッティング一発で惚れちゃうギターです。

こないだDJする機会があったのですがこの中に入っている曲もかけました。
しかしこの手のバンドはほんと今熱いですね。たまにCD屋に行って試聴しだすと次から次へと気になるバンドが転がっています。
曲調で聞かせるというより演奏で聞かせるバンドが多いのが特徴かもしれません。
ということは、やっぱりうちのバンドの方向性ではないってことかもですね(笑)
# by kentrr | 2007-06-20 12:58 | Funk

(I Believe In)Miracles(JACKSON SISTERS)/JACKSON SISTERS

さて4月のwelcomeback、5月の南青山mandalaと続いた新メンバーお披露目的なSUGAR FREEのライブもひと段落。
バンドはつかのまの休止状態です。
リハには入っていますけどね。ブラッシュアップ作業中。
次回ライブは8月19日吉祥寺曼荼羅の予定です。
それまでにオリジナルの新曲仕上がるかなぁ。
もちろん新しい曲のコピーもやります。2曲ばかしやるつもり。
久しぶりにマターリ系なメロウグルーブものを追加する予定。

さて、今回はwelcomebackのライブでもやった
Miracles/JACKSON SISTERSを。

(I Believe In)Miracles(JACKSON SISTERS)/JACKSON SISTERS_e0081418_12461472.jpg



JacksonとついてはいるもののJackson5とはなんの関係もありません(笑)
なんかすごいパクリくさいけど。人気にあやかりたかったのか!?
レアグルーブブーム(?)の時に発掘されて以来むしろすっかり有名曲になっちゃいましたが。
果てはダンス☆マンのカバーで日本のお茶の間まで浸透(笑)
「大好き~ミールクー、牛乳~♪」って結構脳にこびりつきますよね。

ダンス☆マンはさて置き、レアグルーブからクラブの定番曲・クラシックになるには当然理由があるわけで。
もう一聴して「カッコイイ!」の一言に尽きる曲なのですよね。
ややせわしなく鳴り続ける16ビートのリズムに、強烈なインパクトのベースリフ&キメ。
キャッチーなサビと、畳み掛けるような勢いがなんだか凄いコーラスの被せっぷりetc・・・なんというかフックだらけの曲なわけです。

この人たちは実の姉妹なのでしょうかね?なんだか舌足らずな(要はキッズソウルっぽい)歌い方をする女の子とか妙に胸キュン(死語)です(笑)
バックはけっこう暑苦しい(笑)のですが歌はなんだかキュートなのですこの曲。
上でずらずら述べてきたように一度聞いたら忘れられない要素に満ち満ちている曲だけに、クラシック化するのも当然というわけですね。
地方のローカルグループが間違って(笑)こんな曲残しちゃったりするのだから音楽は面白いですね。
ちなみにこのアルバム、プロデューサーはフリーソウル好きには御馴染みJohnny Bristolだったりします。
Boy, You’re Dynamiteというもう1曲のクラシックも収録されていますね。

さて、Miraclesに話を戻しますが、曲の構造としては2パターンを延々と繰り返しているだけの単純な造りなのです。
ただ、何せその中身がフックだらけなので強烈なインパクトがあります。
バンドではほぼそのままコピーしています。当然ガールズが主役です。
ほぼそのままコピーしているのは一個一個の要素が強烈過ぎていじるのが難しいのですよね。
現体制前に一度やった時は、ちょこっとジャジーなピアノイントロ付けてサビのコーラスから始めるというパターンでやったのですが(あれはコーラス亜子ちゃんのアイディアだったか?)、今回は同じようにピアノイントロで始まる曲をやったのでそのパターンは封印したのです。

自分はこの曲ではボンゴ叩いています。パーカス原曲には入っていませんけど。
これは正直体力勝負(笑)16ビートのせわしない&キメだらけな演奏って事でなんだか忙しいのです。この曲楽器隊はみんなそうだと思います(笑)
だけどやっぱりやっているとアドレナリンが出て良い感じです(笑)
なんと言うか・・・短距離走の気持ちよさ!?
踊れる曲なのでライブ向けでもあります。

さて、カバーがあったかな、と記憶をたどったのですが思いつかない・・・。
ありそうでないのですね・・・。
やっぱりアレンジしにくいのだろうなぁ・・・。
アマチュアバンド(自分も含む)はよくコピーしているのを見かけますが、アレンジするとなると・・・難しそう・・・。

まぁ、まったくないわけではないです。
最近(なのかな?)だとHOUSEものであれをネタにしていたのがいくつかあった気がしますが詳細分からないのでこれを。
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Tributeを過去に紹介したUKのグループPasadenasがやっちゃってます。
男の癖に・・・。
なんだか脱力カバーに仕上がっています。ま、個人的な感想としては正直微妙な仕上がりかな(笑)
なんでこれカバーしちゃったのでしょうね。この人たち(笑)
と言いつつ12インチも持ってますが・・・。
ちなみにこのアルバムは丸ごとカバー曲のアルバムで、The BeatlesからBob Marlyからソウルの名曲~ローカル曲までカバーが色々入っていますので興味のある方はどうぞ。
脱力カバーが色々楽しめます(笑)
良く言うとしなやか(いかにもUKぽいですね)、悪く言うと腰がない感じかな。
曲によってはバッチリマッチしている曲ももちろんあります。

あとはこれまたUKものですが(イギリス人が好きなイメージですね、この曲)これをネタとしてサンプリングしているMC DukeのMiraclesなんてのもあります。
(I Believe In)Miracles(JACKSON SISTERS)/JACKSON SISTERS_e0081418_12482639.jpg
これは意外と上手くネタとして消化していて安心して聞けます(笑)
ただ主役のラップはなんていうか・・・もっさりしていて古い感じだけど(まぁ88年ですからね・・・)。
いずれにせよ元がこれだけ強烈な要素満載だとオリジナルを超えるのは至難の技って事ですね。
目指せそんな曲!
# by kentrr | 2007-06-05 12:50 | SOUL